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Posted by 滋賀咲くブログ at

2009年11月09日

障害者のための特例子会社

今日は、障害者を雇用している”特例子会社”といわれるところを見学に行きました。

中で働いている人たちは、それぞれ障害を持っている人ばかりですが
テキパキとおしゃべりをせず、キビキビと働いています。
そういうところって
誰か補助的な人がいると思うでしょ?
でも、現場はリーダーから今年は行った新人さんまで
すべて知的障害のある人たちだけで、仕事をこなし
よほど困ったときだけ、手をかすそうです。

すごいなあ・・・
何もいわなければ、障害のある人たちだなんて誰も思わない。

そこの責任者の方がおっしゃっていました。
はじめ、九九がわからない子もいたけれど
箱の数を数えるには、九九が必要です。
はじめは、3×8は24と書いたカードを持たせたそうですが
すぐに九九を覚えてしまったとか。
お給料をもらって仕事をしているという責任感は
すごく強いんだそうです。
ですから、
「仕事は最大のリハビリ」だとも。

雇用の最大の条件は
知的能力より
「働く意欲があるかどうか」
ということだそうです。

障害といっても、いろいろありますから
すべてとはいえませんが
自分が社会で役に立つという意識
社会で果たす責任
が、彼らを育てるのだなと感じました。

今、こうした会社は国の方針もあり
増えているそうです。

いやいや、この国も捨てたもんではありませんな。

  

Posted by オレンジ at 21:48 Comments( 4 ) オレンジ的日々