理想の名画鑑賞法 オレンジ編

オレンジ

2008年10月16日 12:57

大塚美術館へいってきたのですが、デジカメ忘れました・・・・
ので、こっちで見てきてください。

あ、さて、
ここからは、オレンジ流理想の名画鑑賞法です。

理想の絵画鑑賞とは・・・。

たとえば、モナリザなら。

まず、ダ・ビンチが、書き上げた直後のアトリエにそっと忍び込んで鑑賞する。
書き上げた絵の具のにおいがしてくるような、そんな部屋で。
ダビンチが感じた光の中で、その画を鑑賞する。
窓の外には、その時代の空気が漂い、音が聞こえる。

もちろん、今回は、モナリザの額に「へのへのもへじ」描いたりしません。

 できることなら、その後、そっとダビンチとお茶でも飲んで、
絵とは関係ない世間話を20分ほど、いや、黙って同じ空気を吸うだけでいい。
作者の心を共有できる時間します。

もちろん、今回は妄想クラブへの勧誘はありません。ダ・ビンチのほうが、よっぽど偉大な妄想者ですから。


そして、現在に帰ってきて、いろんな解釈をもう一度検討してみる。
すばらしい作品には、作品をめぐっての人々の物語が興味深く展開されるのが常だからだ。
進んだ技術は、はじめにキャンパスにどんな絵を描いたのかまでわかるし、
優れた心理学者が、絵の分析をする。
また、ダビンチ本人が意識しなかったようなことまでが、絵からわかってくる。

この際、ダビンチの「へのへのもへじ」が見つかっても、公言はいたしません。


さて、現実的になって、芸術による高揚感を感じたいのであれば、
やはり少なくとも、本物を見なければならない。
出来れば、それが描かれた地で。

また、だれか「いつ連れて行ってくれるねん!」の声が・・・

空気は透明ではない。
地によって、色が違うのだ。
(本当は、時代によっても違うのだ。)

そうだよね?ドラえもん o((=゜ェ゜=))o

その地の空気を重ねて作品を見るのだ。
そして、その街をあてもなく、一人でぶらぶら歩いてみる。
すると、その作品の断片的な何かを見つけることがある。
空の色や、植物の色、街の香りや人々の雰囲気。
ヨーロッパであれば、その作品が書かれた頃からある建築物が残っていたりする。
作者が製作の合間に、ここを歩いたかもしれない。

おやつに天津甘栗を買っていったかもしれない!

その煉瓦の色であったり、香りが、作品の中にこめられていることを発見できるかもしれない。

さて、まずは、イタリアに行くか、ギリシャに行くか・・・・

その前に、オバレンジへの口実を見つけなければなりませんが。
偉大なる芸術家も、オバレンジへの言い訳を作り出す苦労にくらべれば、
たやすい仕事をしていたとしか、感じられないオレンジでした。



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